私があなたに惚れたのはちょうど１９の春ではないです

 

 

 

 

 

はい。わたしです。

 

おじいはわたしが小6の頃に亡くなりました。

 

結構怖くて、幼い頃よく孫の手で叩かれてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おじいは生えグセで右分けの7:3でしか分けられませんでした。

 

わたしも右分け7:3の癖です。

 

一生直りませんし、直す気もありません。

 

おばあは優しかったです。

 

おばあが作る料理は美味しくなかったです。

 

いつも、おばあは田芋(沖縄の方言でターム)を食べてました。

 

炊きたての米は食べずに田芋ばっかでした。

 

今では、わたしもタームが好きになりました。

 

両親とも、共働きでしたので必然的におじい、おばあっ子でした。

 

両親よりも祖父母が怖かった思い出があります。

 

今は実家暮らしでおばあは右半身が動きません。

 

要介護4でございます。

 

声にならない声で呼ばれたりします。

 

正直、何を伝えたいのか分かりません。

 

ただ、なんとなくは分かります。

 

 

”のどがかわいた”

 

 

わたしは冷たいお水を持ってきて、自分では起き上がれないおばあの腰に手を当てゆっくりと起こし、お水を渡します。

 

 

 

ゴクゴクと飲みます。

 

 

 

ですが、それは口に軽く含む程度で一口、一口、少ない量を回数を重ねて飲んでいきます。

 

 

ゴクゴクと。

 

 

 

聞き取りずらいですが毎回、確かにこう言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言い方はわるいですが面倒くさい事は確かにあります。

 

 

 

 

ですが、

 

 

 

 

恩を返すとか、祖父母孝行とかじゃなく、呼ばれたからやってるだけで良いと思います。

 

 

 

そして、

 

 

 

”感謝です”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日になりましたが、「慰霊の日」を思い書き留めます。