この夜がだんだん待ち遠しくなるはりつめた気持ち後押しできません
きっと今のお前には何も響かないと思うがおじさんの戯言ぐらいで聞き流してくれても構わんよ。
はい。わたしです。
今のお前は先生から「落ちこぼれ軍団」と言われて自分も一員の仲間から「ソフィーの世界」という哲学の本を借り何故か世の中の仕組みを知ったふりして学校をほとんど行ってないであろう。
そして、人生の大先輩である君が在籍中の校長先生に「人生って何か知ってます?」と、言ってみて担任の先生に頭を叩かれている事だろう。
心配するでない。
もう、遅い。
勘違いしたまま歳をとらないと君は気づか無いのでそれで良い。
そして、無事に専門学校を卒業してもこの仕事は別にしなくて良いと思うから、辞めたい理由を付け勉強せずに国家試験を受けるであろう。
気を付けろよ・・・。
お前。
合格してしまうよ。
それでお前は、「逃げ道なし」と自覚するであろう。
はしょるが、君はこの先、人前で自分の「今までの運」を同業種の前で披露する事になるぞ。
知ってるか?
今、薄暗い湿度100%のワンルームで隣で一緒に飲んでる同期や、この先会う当時顔も見た事のない上司(今はわたしの先生になってる)が十何年後に同じ場所で同じ事をやるのだぞ。
お前にとっては有り得ない事だろう。
だって、調子に乗るお前が悪いからな。
でも、心配はないぞ。
なぜなら、周りにあの当時、「落ちこぼれ軍団」がちゃんと見ててくれてるから。
これから言うことはずっと大切な事だから肝に命ずるように。
君は別に普通だし性根は悪いが誰よりも運が良い。そして今から出会う人達に凄く恵まれる。これは君の実力でもない。ただ、運が良いだけ。
その、運を大切にして謙虚に。
全ての人に感謝し。
仕事に真面目に。
いつも、ありがとうの気持ちで行ってやってくれ。
まぁ、その時に変わってたら今の自分もないわけだし、おじさんの戯言ぐらいで聞き流してくれても構わんよ。